文豪の書く昔話
鈴木です。昔話と言えばってところで読んだのが太宰ならお伽草紙、芥川なら桃太郎・猿蟹合戦。それぞれ独自の目線から内容を深堀りして考察したり話を広げて書いている訳です。
もし最初に読むならこの辺りで彼らの書く癖というか独特の言い回しとか雰囲気を感じるのに良いなと思いました。元の題材としても昔話だから事前に内容知ってる事が殆どですし。
個人的に好きな太宰ですが、4編収録されています。瘤取り爺さん、浦島太郎、カチカチ山、舌切雀。日本童話もそこそこ内容が重たいというか酷な表現多いですが、太宰が書くとどうなっていくんでしょうか。太宰節全開って感じです。
お伽草紙の4編を全部は流石に長いので1つ抜粋します。
・浦島さん
浦島が亀に✟上級の宿命✟を”分からせ”ていくスタイル。現代として要約するとこんな感じになるか。中二病の様な黒歴史感あって好きです。
龍宮城に行って、地上との生活とはかけ離れた竜宮での生活を体験し、浦島自身の心情や地上での生活を思い返して気付かされたこと、戻ってから玉手箱を開けて年寄りになる、これらは不幸か否かという太宰の視点が読んでてなるほどなぁとなります。
亀が龍宮城に連れてってくれるという話に対し、浦島は現実的に竜宮は無いし甲羅に腰かけるというのは世間体的にどうなのか。そこからですかと言った感じ。
芥川は桃太郎が好きですが、猿蟹合戦も面白いですよ。結局両方書いちゃうやつ
・桃太郎
桃から始まり桃で終わる。川上からどんぶらこする前からの設定作ってますから桃太郎への本気度が伺えます。この作品では泣いた赤鬼の様な、果たして鬼は悪で桃太郎は善なのか。それまで桃太郎が道中犬猿雉をお供にしますが状況が生々しい。人間ぽさを感じますねぇ・・・
あと太宰でも瘤取りで書いていますが、ここの鬼は悪い鬼じゃないという点で実際鬼だから全部悪いと決め付けるのもどうなのかって感じか。別作品なら泣いた赤鬼だって世間一般で言う所の悪い鬼じゃない訳ですからね。やっぱ視野が凝り固まるとこういう発想にならない。もっと柔軟に生きたい。
・猿蟹合戦
蟹が死刑になります。刑事裁判で裁かれちゃったかー・・・猿に復讐しちゃったし仕方ないね。そもそも猿が渋柿で親蟹を処したと言っても証拠不十分と言うことで蟹、泡を吹く()
蟹の手助けをした臼、蜂、卵(昔は栗じゃなかったらしい)も刑務所行きというありふれないありふれた話。牛糞(昔は昆布だったそうな)は出てこないのですが転ばすだけなら罪に問われない可能性が微レ存。
残された蟹の家族はというと、ある子供が握り飯を広い、上を見上げると虱を取っていた猿がいて――――
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