人間失格
鈴木です。コロナ自粛もあるので超自粛生活が続いております。
なので積んでた本を消化すべく、アドラー心理学の嫌われる勇気・太宰治の人間失格を読み終えたのでこのブログを読書感想文にしたろ思い今に至ります。感想というかなんでしょうかこれ。私はどうすればいいんでしょうか。
今回は人間失格なる名高い作品で書きたいと思います、内容は知ってたけど原文は読んでなかったのですが・・・原文で読んでこその重みが凄い。
まぁ内容だけさらっと復習がてら。
話の主人公は大庭葉蔵という男性なんですがこの人の3枚の写真と3冊の手記を、小説のネタに読んでいる「私」がいるという状況。
で、手記の一文が「恥の多い生涯を送って来ました」というこの一文だけじゃ足りないくらい壮絶な人生過ごしていました。その人の半生がずっと綴られている訳です。
大庭葉蔵(葉ちゃん)は後半、タイトルの「人間、失格。」という発言をするのですが、それがタイトルになってます。
ではなんでこんな売れてるの?となりますよね。夏目漱石のこころと1・2位争うくらいですから相当です。
では私の感想もとい考察を書きます。
内容こそは知ってましたが、実際に読んでるとただひどい人生を送っただけでは無いなとは思いました。ある意味反面教師という言葉が合うのかもしれない。
人間関係、主に女性関係を始めとして酒に溺れたり金銭面も心もとない中で謎の行動力の高さで自殺未遂を繰り返し、挙げ句モルヒネで中毒となって人間失格と言った結末が実際に太宰が書き終えた後亡くなるという凄い密度でお送りいたします。いやぁ、濃密。
まず内容が現代社会と結びつく点が多いから共感者も沢山いて読み手に刺さりやすかったのかなというのもあると思いました。そして何の為に生まれて何を信じて生きていくのかという人生論・・・アンパンマンの歌詞かな。
では大庭葉蔵(葉ちゃん)の大体を箇条書きで
・画家になりたい(唯一の兆しが父親に絶たれた)
・人間たちの目障りになってはいけない(道化になる)
・生活費もといお金のやりくり(裕福だった故にか)
・酒、煙草、淫売婦(人間恐怖を一時的に紛らわす手段)
・自殺(行動力の高さよ)
・女性関係(イケメン×お茶目力=母性本能なんでしょうか)
画家になりたいというのは竹一くんが葉ちゃんに対して予言をした中でも凄い画家になるよというものがありましたが、まぁそんなかでも絵を描くというのは葉ちゃんにとっての数少ない心の支えだったんじゃなかろうかとは思います。数少ないポジティブな内容ですが父親に逆らえず上京するという内容。
葉ちゃんの性格の土台になったのが"道化になる"ということ。
子供の頃から政治家という厳格且つ特殊な環境で育っていて、周りの人の顔色を伺いながら生きていく・・・子供の頃からですよ、自分でもこれなら性格ひん曲がりますね。
幼少期の頃の成長って結構大事という意見も出てるようで、性的虐待も含み人間に対して恐怖心が芽生え、自分の感情を殺してでも道化になって周りとの距離を保つという一つの心の逃げ道を作ったというのがこれに当てはまる。その為、しなきゃいけない部分の要素として"心の逃げ道"を作るということだと思いました。
金銭面の所は元々金銭的には裕福ではありますが父親が政治から引退し、突然仕送りが減ってひとり暮らしが上手く出来てないままお金が数日で底をつくような生活をしていた。そのため節制をするというのが欠落してた為こうなっていると。
そんな中でハマってしまったのが酒・煙草といった所。恐怖心を一時的にまぎらわず"心の逃げ道"を繰り返すことで更にお金もなくなり悪循環が続きます。
そして自殺。実際に死のうとする行動力の高さを違う方向に使ってほしいというのが私の感想ではあるんですけれども何度も自殺未遂に至るシーンが出てくる、でも相応にして凄い人生ですから気持ちは分からんでもないですが。題材が超難しいです。
また、一人または女性と情死するんですけど・・・この人間失格を書き終えた後に実際に太宰が亡くなるというのは有名ですが、やっぱり実際に読んでると重なるのがもう度し難い。
女性関係もとい人間関係もこの作品ではとても重要なファクターになるのでここで書くにはページが足りなくなりそうなので割愛しますが、あまりにも悲観でもっと良い方向に行く道はなかったのか!?無い!!!(喀血)という感じです。
ぎこちなくても回ってた歯車がどんどんぶっ壊れていくような、にっちもさっちも行かない歯がゆさが読んでて辛くも・・・美しいと思ってしまうのは私だけでしょうか。
個人的に好きなシーンは、人間失格の中でも堀木という悪友の会話内でドストエフスキーの罪と罰は同義語か対義語かっていうインテリ言葉遊びをする所。「罪と罰」皆さんはどう思いますか?
葉ちゃんにとっても今までの人生で2つの意味は大きな要因になっているでしょうし、読んでる私達もなんだろうって考えさせられる。罪と罰も今後読むかも。
読んでて辛すぎるというのがいっぱいありますが、それでも共感できるシーンがあったり生きていくって何ぞやという壮大なスケールを突き刺さしてくるいい作品だなと思いました。とても重かったけど色んな考えさせる題材を引き出してくれた太宰さんありがとう。
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